サイト内の過去の記事に関して「その後どうなった?」という結論をまとめています。

この記事の「その後」

ワンダリング

2022/04/30 [Sat]

カブト幼虫

結論:ワンダリングは放置すべし

マットの状態さえ問題ないのであれば、あとはただひたすら放置しておきましょう。
飼育容器から脱走・転落していないかどうか、だけ時々チェックしておけばOK。

環境だけしっかり整えて放置すべし

越冬後、マットは遅くとも5月までには新しいものに交換して、容器の半分ぐらいまで、やや硬めに押し固めて蛹室を作りやすい環境にしておきましょう。

水分管理はマットや容器の種類によって異なってきますが、2週間以上ほったらかしにしていても割と問題なし。

むしろ人間が頻繁に干渉することで余計にワンダリングをするようになってしまうので、本当、とにかくこの時期は「放置」が一番です。

4〜6月頃は地上に出ていても気にしないこと

この時期はワンダリングするのが普通です。

もちろん、この時期に何らかの原因で死んでしまうこともありますが、だからと言ってそれを助けてあげる術は残念ながらありません。
地上に出ているのを見かけたとしても、とりあえず見て見ぬ振りをしておきましょう。

ただし、マットの再発酵が原因で酸素不足になって地上に出てきている場合もあります。
とは言え、この時期にマット交換をするのはリスクが高いので、マットが湿りすぎて腐っている、といった状況でない限り、むやみにマットは触らないようにします。

1〜2時間程度、容器の蓋を開けて換気するだけでもガスが抜けるので、幼虫の転落と天敵(カラスなど)にだけ気を付けて涼しいところで放置します。

失敗例

こちらの記事の幼虫「デデデ」(♂)は、初めてのカブトの幼虫で、よく分からないまま5月に何度もマット交換をしてしまった結果、羽化不全で死んでしまいました。

同様にマットを換えまくった「ワドルディ」(♀)は、それでも奇跡的に羽化。
たくさんの卵を生み、しっかりと寿命を全うしてくれました。

成功例

一方、この記事に書いた、容器から転落した「デワ20(→ リーピ ♂)」は無事に羽化し、他のカブト達よりも長生きしました。
かなり小型のオスでしたが、転落したこと自体は大きさには関係なさそうです。

マットの話

今年、マットを菌床マットから腐葉土マットに変えてみたところ、それまで散々悩まされたコバエも劇的に減り、マットも乾きにくくなりました。

菌床マットは幼虫が大きく育つという説もあるようですが、管理が難しいです。
再発酵しやすく、菌の状態によってマットの状態が変化するので、小さな弱い幼虫は菌に負けて死んでしまうようです。

ちなみにこれはカブトムシの話。
オオクワガタにとっては菌床マットは最高の環境だったようです。
菌糸瓶で「暴れ」(ワンダリングと同様)の減少が見られたり、菌糸瓶を買うのは高いなぁ、という場合には、かなりオススメです。

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LATER

個人ブログの飼育記録などを読んでいると、「それで結局その後どうなったの!?」と、結論が分からないまま記事が途絶えてしまっていることがよくあります。

ここでは、そんな「事後報告」を集めてみました。

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