サイト内の過去の記事に関して「その後どうなった?」という結論をまとめています。
この記事の「その後」
羽パカその後
2022/06/08 [Wed]オオクワガタ
カブトムシ
結論:羽パカでも全く無問題
自然環境下ならともかく、単独飼育しているなら羽パカは何の問題もありません。
他の個体と一緒に入れるのは危険なので避けるべき。
最近サイトのトップページの記事リストが閲覧ランキング順に並ぶように仕様変更をしました。
上位の記事の事後報告を書いていきたいと思います!(気が向いた時に…)
羽パカの子たち
さて、昨年羽化したカブトムシとオオクワガタで、モロに羽化不全(羽パカ)だったのは上記リンク先のカブトムシ「キロギー」とオオクワガタ「ブアローイ」でした。
結論を先に書くと、キロギーは他のカブトムシ達と変わらないぐらい元気に長生きし、ブアローイもちゃんと越冬して今も元気に生きています。
自然環境下でこのような状態だと、飛べないのであっという間に外敵にやられてしまうことが想定されますが、そもそも自然でこのような羽化不全は起きにくい(→ 蛹の時期に動かしたりして無駄なストレスを与えるのが最も多い原因?)と考えられるので、単独飼育で大切に育ててあげれば、しっかりと寿命を全うしてくれます。
ただ、死んだ時にはかなり体に損傷があり、むき出しになった体は既に腐りかけていました。
硬い外骨格で体を守っているのだということが実感としてよく分かりました。
程度にもよる
2022年7月、追記です。
今年は昨年のキロギーよりも更に酷い羽化不全の子が生まれてしまいました。マガ12「ヒンナムノー」です。
筋肉も見えてしまっているのですがエサも普通に食べ、3週間ほど生きました。
同時期に羽化した、これよりは軽度の羽化不全のアイレーは1ヶ月ほど経った現在も元気です。
とは言え、我が家のカブト達は昨年は長生きしたもので羽化後5ヶ月ほど生きたので、環境が良くても羽化不全はやはり身体への負担が大きいのだろうということが分かります。
ちなみに、このヒンナムノーの羽化不全の原因はよく分からず、蛹室もちゃんと作っていました。蛹化・羽化時期にむやみに動かしたりもしていません。
累代による遺伝子の問題、黒点病、または湿度や温度の問題など、いろいろ考えられます。今後の検証課題です。
過食症が改善
一方、見た目にはほとんど羽パカだと分からなくなったものの、過食症のような症状を発症してしまったオオクワガタのブアローイはその後、他のオオクワガタよりは少し期間が短かったものの、ちゃんと越冬することができました。
しかも越冬後は、過食の症状が改善されたのです。
越冬前は、本当に常に、ほぼ24時間ゼリーの上にいました。
食べる量自体はそんなに多くないのでゼリーが減るペースはカブトムシと同じぐらい、マットもあまり汚れないのが不思議でしたが、これでは冬眠は無理だろうな、と思っていたのです。
が、無事に越冬をして活動を再開した今年、
「明るい時には隠れて、夜出てきて餌を食べる」
という当たり前のことができるようになっていたのです!!
しかも「餌を食べている時に人間の姿が見えると急いで隠れる」という、普通のクワガタなら当たり前のこともできるようになりました!
いろいろと研究の余地がありそうですが、今はブアローイの病気が改善したことがただただ嬉しいです!