甲虫が快適な環境とは
2020/08/24 [Mon]これはまだまだ検証中なので、随時更新していきたいと思います。
広さ
実は狭めが良い?
自然環境のことを思えば、より広い方が良いのでは?と思っていたのですが、実は狭い方が快適なのかも、ということに最近気付きました。
カブトムシとオオクワガタに関して、
- 中ケースを仕切りで2つに分けたもの(小ケースより少し狭い)
- 小ケース
- 中ケース
に、それぞれ1匹ずつ入れる、という環境で飼育していました。
実験のためというよりは、ケースが空いていれば広い方が良いだろう、と一匹を広いところに入れていました。
広いと迷う

が、オスメスや種類を問わず、ケースが広いと迷ってケース内を徘徊してしまう傾向がありました。
狭いケース内でバタバタ飛んだり脱走を試みたりする子たちも、広いケースに移すと急に飛ばなくなるのですが、日中も地上に出て徘徊するのです。
理由はよく分かりませんが、落ち着くのに最適な場所を探し回ってしまうのかもしれません。
広いケース内でずっと徘徊していた子たちを狭いケースに移すと徘徊しなくなり、日中はお気に入りの場所(餌皿の下など)でじっとしているようになりました。

甲虫たちにとって本当にどちらが快適なのかは分かりませんが、無駄に体力を消耗させずストレスを溜めさせないためには、実は広すぎてもダメ、ということが分かりました。
ちなみに狭すぎるのは×で、ホームセンターで買ってきたオオクワガタ達は当初小ケースを半分に仕切ったところに入れられていましたが、さすがに窮屈そうで、中ケースを仕切った環境に移すと一気に元気になりました。
異性が近くにいる方が良い?
オオクワガタだけしか実践しておらず確証はないですが、それぞれの個体を
- 完全に単独で小ケースに入れた時
- 中ケースを仕切ってそれぞれにオスメスを入れた時
とを比べると、後者の方が日中に出てきたりすることがなくなり、落ち着くようになりました。
たまに夜中に確認すると仕切り越しにお互いを見ている時があり、別に喧嘩をするでもなく、相手のところに行きたがるでもなく、ただしばらく見つめ合って、少しするとお互い静かにエサを食べに行きます。
これは温厚なオオクワガタだからこそ、なのかもしれず、攻撃性の高いカブトムシやミヤマ、ノコギリ等だと事情は違うかもしれないですね。
気温
暑さ

けっこう個体差があるように思います。
普段はクーラー環境で大体25度前後、猛暑の日だとクーラーをしていても30度近くなってしまうことがあるので、ケースの近くに保冷剤を置いたり、ケース内に小さいペットボトルを凍らせたものを入れて簡易クーラーにしています。
ケース内の温度は確認していませんが、それで大体25度前後は保てているのではと思います。
夜間活発に動くのは大体それぐらいの温度の時です。
日中に保冷剤を替え忘れて気温が30度近くなっていると、マット内が暑くなるのか、割と早い時間から地上にゼリーを食べに出てきます。
寒さ

秋〜冬に関しては現時点でオオクワガタ(メタナイト&カービィ)1例しか確認していませんが、20度を下回る辺りから活動がやや鈍ってエサもあまり食べなくなり、15度以下になると地中に潜ってほぼ出てこなくなりました。
オオクワガタは寒さに強いので冬の間、10度前後でも出てきてエサを食べることがあるそうですが、我が家の子たちは冬は一切出てきませんでした。
春に地上に出てくるのも、やはり気温が安定して20度ぐらいになる時期でした。
暗さ
明るさと活動時間は関係ない?

今年になってから気付いたことですが、どうも甲虫たちは時計を持っているのではないか?というほど活動時間が正確なのです。
不思議なことにこれは部屋の暗さに関係なく、いつもより夜遅くまで起きていて部屋が明るくてもエサを食べに出てくるし、夜中の遅い時間に覗いても地中に潜って出てきていない時もあります。
ただ、間違いなく白熱灯の光には敏感に反応し、布などをかぶせて光ができるだけ入らないようにしても、隙間から漏れる光に反応して興奮し、飛び回ったりケース内をものすごい勢いで歩き回ったりします。
自然環境下と飼育下の違い
自然環境下だとそうはいかないと思うのですが、飼育下だと個別に何となく地上に出る時間を決めているようです。
その時間は平均的に自然環境と比べると非常に早く、17時頃〜22時頃がピークです。
夜中はマメに確認しているわけではないですが、仕事していたりして光が漏れているとそれに反応して出てきてしまいますが、真っ暗にしていると意外に地上にも出ずおとなしく潜っているか、静かにゼリーを食べているか、どちらかです。

確か「不思議だらけ カブトムシ図鑑」か「わたしのカブトムシ研究」に書かれていたと思うのですが、小さいオスはメスをゲットするために、大きいオスとの戦いを避けて早い時間に出てきて活動するそうです。
飼育環境下では外敵はいませんが、1匹ずつ飼育しているのでペアリング時以外は当然異性と出会うチャンスはありません。異性を求めて早い時間に出てきているのでしょうか?
私が子供の頃は1匹ずつ飼育するなんて情報はなく、複数の種類のクワガタをオスメス関係なく1つのケースに一緒に放り込んでいましたが、甲虫たちにとって、一体どちらが幸せなのか…??
いずれにしても人間の都合でペットにしている訳なので正解などないのですが、自然環境下と飼育下での行動の違いというのも、何かと興味深いものです。

















