カブトムシの幼虫が地上に出てくる原因

2020/08/19 [Wed]

オオクワガタの幼虫

  1. マットの状態が悪い
  2. 酸素不足
  3. 環境
  4. 病気

我が家の「デデデ」が蛹化不全で羽化できずに死んでしまっていた、というのはこちらに書きましたが、3令でもらってきた時から何かと地上によく出てきていました。

つまり何かと飼育環境が良くなかったのだろうと考えられるので、思い当たることなどを記録しておきたいと思います。

1.マットの状態が悪い

今思えば、始めてのカブトムシ幼虫飼育で適当にやってしまった点、逆に手をかけすぎた点の両方があり、結果的にマットの状態がかなり悪かったと思われます。

カブト用のマットがなかったので取り急ぎクワガタ用のマットを足した

秋の終わり〜初冬頃、少しマットが減ってきた時にデデデが地上に出てきたので、急遽足したのですが。

カブトムシ用のマットとクワガタ用のマットは熟成度が違うようです。
実際、クワガタ用のマットはクヌギの木片なども混じっていてパラパラしています。一方、カブト用のマットは木片などは見えず、全体的に黒っぽくしっとりとしています。

私が混ぜたマットはクワガタ成虫用で消臭用の炭なども入っているタイプだったので、栄養価も低く、カブトの幼虫にはかなり不向きなものだったと思われます。

水分が多すぎた

冬の間、ついつい気になって水分補給をしすぎてしまいました。
簡易ボトルとして2リットルペットボトルの上部に切り込みを入れたものを使っていましたが(他の専用ボトルでも同様だと思いますが)、水はけが良くないので霧吹きをしすぎると底に水がたまってしまいます。

春にマット交換をした時には底の方の土が腐って異臭を放っていました。
乾きすぎもNGですが、湿り過ぎもダメだと痛感しました。

蛹化直前の時期にマット交換をした

幼虫にとってはマットの状態が一番重要!ということに、蛹化直前の時期になって初めて気付いたので、このマットではダメだ!と5月後半にマット交換をしました。

結果的に蛹室はちゃんときれいに作れていたのですが、それ以前にワンダリングしまくっていたので、蛹室がうまく作れず無駄に体力を消耗してしまったのかもしれません。時既に遅し、だったようです。

カビ

これはよく分からない点です。

ネットで検索をすると、ほとんど「白カビであれば害はない、問題ない」と書かれているのですが、そもそも白カビは「アオカビ族」で、いわゆる青カビとそんなに性質・構造的に違いはない模様?

参考:カビ / アオカビ

マットに青カビが発生した場合はあまり良くない、マット交換した方が良い、と書かれているものが多いので、白カビもあまり良くはない??

ただ、きのこ菌床から作られたマットにはきのこの菌糸がたくさん混じっていて、これは白カビとは違うのか?(構造的にはそんなに差はないはず)という疑問が残ります。

いずれにせよ、長男の持っているカブト・クワガタ図鑑にカビが生えて死んだ幼虫の写真が載っていたので、カビは可能な限り発生させないように気を付け、取り除いた方が良いのかもしれません。

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