水質検査
2021/12/13 [Mon] その他 甲殻類
先日、なんとハイイロゲンゴロウのヨモギが早々に死んでしまいました…。
思い当たる原因はいくつかあって、
- よかれと思って入れた水苔に農薬などが含まれていた
- 水苔を入れたせいで水槽が狭くなり、引っかかって水面に出られなかった
- 投げ込み式フィルターを入れていなかったので酸素が不足していた
- 単なる寿命
同じタイミングでザリボンも少し元気がなくなったように見えたので、慌てて水苔を引き揚げて水替えをしたのですが、ザリボンは単に脱皮でした。
幸い脱皮後しばらく経っていたようなので、水替えをしたタイミングでちょうど食欲が戻り、餌をせがまれました。
とは言え少しでも原因を究明したいと思い、ヨモギがいた水槽と条件の近い、換水前のザリボンの水槽の水(ヨモギの水は慌ててすぐに捨ててしまったので)をテスト用に少し取っておき、水質検査の用具を買って調べてみました。
届いてすぐにそれぞれ検査をしてみましたが、結論を先に言うと、ヨモギの死因が水質のせいだったのかどうかは判断できませんでした。
試験紙の方では、置いてあった水はギリギリセーフのラインでしたが、2日前に水を換えたばかりのザリボンの水槽もほぼ同じ結果でした。
TDSめーたーも同様、水道水と比べてザリボンの水槽は数値がけっこう高かったのですが、一部換水しても数値はさほど変わりませんでした。
試験値について
試験紙は各位置の色の変化で水に含まれる成分などを分析する仕組みで、冒頭の写真の上から順に「硝酸塩」「亜硝酸塩」「総硬度」「炭酸塩硬度」「pH」「塩素」を表しています。
一方、TDSめーたーの方は水に含まれる不純物の多さを調べるだけで、何の数値を測っているのかは分かりません。
ミネラルなど、害がないと思われる成分も測定してしまうので、水の成分を正しく分析したいのであれば、試験紙の方が断然良いでしょう。
ザリボンの水について調べて分かったことは、
- 総硬度と炭酸塩硬度、 pHが少し高い
- 換水しても硬度はほとんど変わらなかったがpHは数値が下がった
- 水道水は硬度が低かったが、カルキ抜きの液を入れると硬度が少し上がった
- エビやザリガニは硬度が低すぎてもダメで、脱皮不全の原因などにもなり得るらしい
- ただ、この試験紙とTDSめーたーの結果だけでは測れない成分も多いため水質の正しい分析は難しい
といったことです。
後日談
実はこの記事を書いて、公開しないまま半年ほど放置していたのですが、この約1ヶ月後にザリボンが突然死しました。
ただ、これは水質などのせいではなく、寿命だったようにも見えます。
その後、4月から公園で捕まえてきたメダカを飼い始めましたが、特に何も入れていないのにTDSめーたーの数値が妙に高くなったり、相変わらず水質については謎が多いです。
ただ、少なくともメダカだけがいる水槽では水は汚れにくく、1週間ほど経っても水質はほとんど変化していないようです。
ザリガニの場合、たった1匹だけ飼っている環境で、水を替えた後2〜3日でTDSめーたーの数値が120を超え、1週間経てば200近くなっていたので、いかにザリガニが水を汚すのか、ということが実感値として分かりました。
だからと言ってザリガニが悪い!とは言いません。
ザリガニも水がきれいな方が健康であることには違いなく、実は飼育が難しい生き物なのだな、ということを再確認させられました。