蛹化

2021/05/16 [Sun] オオクワ幼虫 カブト幼虫

ワンダリングしまくった末に地上ギリギリのところに蛹室を作ってしまった個体たち、人工蛹室に移した方が良いのだろうか、と思っていたのですが、ほとんどが無事に蛹化しました。

写真のように地上に少し穴が開いた状態で蛹室を作ってしまっているので、こちらとしては観察しやすくて子供も喜ぶのでありがたいのですが、自然環境下だったらあっという間に外敵の餌食です。

上の写真の蛹はワンダリングしすぎてボトルから転落したデワ20ですが、見たところ特に異常もなくきれいでした。一安心です。

ちなみに、地上ギリギリに蛹室を作ってしまった個体すべてがオスでした。
ボトル側面に蛹室を作って様子が見えるものも全てがオスなので、オスしかいないのだろうか?と思ってしまうほどですが、体重から考えれば半々ぐらいの割合でメスもいるはずなので、メスは側面でなくボトル中心に蛹室を作ったようです。

1100のPPボトルだとカブトのオスには少し小さかったのかもしれません。
とは言え50以上の幼虫を管理するとなると、このサイズがちょうど良く…。やむなしです。

側面に蛹室を作っていても、写真を撮るのはかなり難しく…。何のこっちゃ分かりませんが、こちらの写真はオオクワガタ♂(マット飼育)の蛹です。

蛹ひとつ取ってもカブトムシとオオクワガタとでは見た目が全然違っていて、形が違っているのはもちろんのこと、質感もカブトムシは少し透き通った金色(※)で水っぽい感じなのに対し、オオクワガタは乾いた薄茶色でカサカサした感じです。
※表面がツヤツヤして光っているので金色っぽく見える

よく見るとオオクワガタも大顎のあたりは透き通った感じなのですが、カブトムシとは全然違った質感で、全く違う分類の虫なのだなぁ、ということに気付かされます。

カブトムシとオオクワガタの分類

よく忘れてしまうので改めて自分の備忘録のために記録しておきますが、
カブトムシの分類は、

コウチュウ目 カブトムシ亜目 コガネムシ上科 コガネムシ科 カブトムシ亜科 真性カブトムシ族 カブトムシ属 カブトムシ(ヤマトカブトムシ)

一方、オオクワガタの分類は、

コウチュウ目 カブトムシ亜目 コガネムシ上科 クワガタムシ科 オオクワガタ属 オオクワガタ亜属 ホペイオオクワガタ 亜種オオクワガタ

となり、コガネムシ上科までは同じながら、以下「コガネムシ科(カブトムシ亜科)」と「クワガタムシ科」に分かれるのですね。

それで一概にカブトムシの方がコガネムシに近いということでもないとは思うのですが、コガネムシとカブトムシでも見た目や生態が全然違うので、それ以上にカブトムシとクワガタは全然違う生態・生き物なのだ、ということを改めて実感させられます。

実際、寿命も全然違いますし、羽化したらすぐ地上に出てきて餌を食べ始める大食いのカブトムシに対し、2月に羽化を確認したオオクワガタの岩ピクミンは未だ後食が始まらずマットに潜ったままです。

飼育3年目のメタナイトとカービィは相変わらず少食で(※2年目のゴーレムは体も大きめなので元々よく食べる)1週間経ってもまだ餌が残っています。カブト♂なんて下手すると1日で食べ尽くすのに。

カブトムシ達が羽化し始めたら一斉に活動し始めて世話が大変そうですが、もちろんすごく楽しみでもあります。
5月半ばになって急に暑くなってきたので、ボトルを大移動してクーラー環境に移しました。

早いものは5月末頃には羽化するかもしれません。
さて、どんな子達が生まれてくるのでしょうか!

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