菌糸ビンへの引っ越し

2020/09/09 [Wed] オオクワ幼虫

菌糸瓶に幼虫を入れたところ

以前、幼虫を菌糸ビンに移すタイミングが難しい、と書いたのですが、今回はオオクワ幼虫たちのために菌糸ビンを12本注文し、そのうち2本はピクミン1、ピクミン2のために野菜室で保管。残り10本にメカたちを移すことにしました。

メカは14匹いるので、残った4匹はマット飼育にトライします。

いざ引っ越し

かなりスムーズ

ピクミン1、ピクミン2の時は初めてだったこともありけっこう苦労したのですが、メカたちの移動はかなりスムーズでした。

現在ピクミン1、ピクミン2が入っているのは800mlのボトルですが、今回購入したのは1100mlで、穴も大きめに開けてくれていました。

そのため、小さめの二令幼虫だと穴に落ちてしまうのですが、落ちてもすぐに動き出し、皆すぐに菌糸を齧り始めていました。

菌糸への抵抗はなし

一令〜小さめの二令など、早い時期に菌糸ビンに入れると菌に負けて死んでしまうこともあるそうですが、今回移したメカたちは大きめの二令〜三令なので時期的にはむしろ少し遅めで、マットに慣れてしまっていて菌糸ビンに抵抗を示すのでは、と懸念していました。

が、10匹すべて全く問題なくスムーズに菌糸ビンに潜り込んで行き、数時間後にはもうしっかり食痕が見えているものもありました。一安心です。

カブトムシとの違い

カブトムシのデワたちとオオクワガタのメカたちを交互に世話していて、見た目はさほど違わないのに、性質は全然違うのだなぁ、と最近気付かされることが多いです。

糞の違い
糞がこびりついてしまった

以前卵から孵化したデワたちの引っ越しをした時に、幼虫が糞をする瞬間を目撃して「幼虫の糞って最初っからカチカチなんや!」と知ったのですが。

今回はメカが糞をする瞬間を目撃しました😆
なんと、オオクワ幼虫の糞は柔らかいんですね〜〜〜

菌糸ビンの入り口で糞をしてしまい、更にその上で動いてベッチャベチャにしてしまいました。

でも確かに、カブトムシ幼虫のマットの糞は見付けやすく、目視で糞だけ取り除いてマットを足したりするようなことも可能なのですが、オオクワ幼虫はパッと見全然糞が見付からないです。

初めてオオクワ幼虫の引っ越しをした時に、糞全然ないや〜ん、と思いながらマットをふるいにかけてみたら実は糞だらけでした。

カブトムシの幼虫はペレット状で塊になっているので、幼虫がマット内で動いた時にマットと分離されて上に上がってきますが、オオクワ幼虫の糞は水分が多いので周囲のマットがくっついていきます。

なるほど、幼虫周辺のマットがカチカチになるのは糞のおかげだったんですね!

居場所の違い

100均の食品保存用のボトルなども含め、今回いくつかのボトルをクリアなものにしているのですが、カブトムシ幼虫は大体壁面にいることが多いので、いつでもよく見えます。

壁側など暗い面もあるのに、なぜかわざわざ明るい方に来ます。幼虫はどちらかと言えば暗いところを好むというイメージだったのですが。

一方、オオクワ幼虫たちは、なかなか姿が見えません。
掘っていくと壁寄りの方にはいるのですが、微妙に一番端は避けて、上手に外からは見えない場所にうまく隠れています。

そもそも自然環境下のことを思えば、カブトムシは地中、オオクワガタは木の中にいるわけなので、生態が違って当然ですよね。

成長スピード

カブトムシ幼虫はとにかく成長スピードが早いです。

デワたちの割り出しはメカたちよりも2週間ほど後、産卵セットに入れた時期はデワたちの方が1ヶ月半ぐらい後です。

にも関わらず、9月現在、デワたちはかなり大きくなっています。測っていませんが大きいもので体長6〜70mmほどあるでしょうか。

一方、メカたちは一番大きいものでもカブトムシの小さめの二令ぐらいの大きさ(3〜40mm程度)でした。菌糸ビンに移したら、最終的には同じぐらいの大きさになるんでしょうか?

菌糸ビンを替えるタイミング

さてマットからの引っ越しは無事に終了しましたが、次の課題はピクミン1・ピクミン2の菌糸ビン交換です。

菌糸ビンの交換時期の目安は2〜3ヶ月ぐらいだそうですが、投入してもうすぐ2ヶ月、ピクミン2の方は良い感じに食痕が見えるのですが、ピクミン1の方は全然食痕が見えません。
どちらも投入後一度も姿を見たことがなく、生きているのかどうかも不明です。
が、上に書いたクワガタ幼虫の生態を思えば、多分無事なのだろうなぁ、と思われます。

いずれにせよ交換にはまだ少し早そうな感じなのでもう1ヶ月程度様子を見ようと思っていますが、そうなると10月の交換で、次は…?

真冬の交換は避けたいので、それを考えると10月の交換だと遅すぎる?

年内最終の交換を11月末頃〜遅くとも12月初旬にするスケジュールで、今回引っ越したメカ達と、次に生まれてくるゴピ達と合わせて一気に移動ができれば良いのですが。

幼虫のスケジューリング、なかなか難しいものです。

まとめ

  • 二令後半〜三令での菌糸ビンの移行は割とスムーズだった
  • カブトムシ幼虫とオオクワガタ幼虫を比べると、生態や行動にいろいろ違いがある
  • 菌糸ビンの交換タイミングの目安は2〜3ヶ月に一回。季節合わせが難しい。

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