オオクワ割り出し 〜秋編〜
2020/10/18 [Sun] オオクワ幼虫オオクワの♂ゴーレムと今は亡き♀ピグリンの子たち「ゴピ」の割り出しをしました。
長男がその時の気分で付けた両親の名前の頭文字を取って幼虫の名前にするルールですが、ゴビ砂漠みたいでカッコいいですね(笑)
いざ割り出し、しかし…
割り出しは明るい所でやるべし
- 休みの日、日中に用事があった
- 産卵木の入っているケースにコバエが湧いていて部屋で割り出し作業をするのは嫌だった
- 割り出しが一週間後になると気温が更に下がってしまう懸念があった
という条件が重なってしまい、夜に外で割り出し作業をするという強行手段に出たのですが、とにかく見にくいことと言ったら…。
そりゃそうだ。
複数のライトを当てて可能な限り明るくしながらやったものの、太陽の光には叶いません。
多分取りこぼしがあると思われるので、後日またチェックの必要ありです。
また予想を裏切られた
前回のメカの割り出しでは15匹の幼虫が産まれたので、今回も同じぐらいか少し多いぐらいだろう、と予想してプリンカップを20個用意していたら、幼虫25匹+卵1個で、またいい意味で予想を超えてしまいました。
何とかギリギリ足りない6個分を用意することができたので、残った土と割った後の産卵木はそのまま置いておき、追加のマットを買ってから改めてチェックしてみようと思います。
メカの時の教訓より、今回は300mlのプリンカップにマットをきつく詰めたものに1匹ずつ入れました。
マットはきのこマットとくぬぎマットを混ぜたものにトレハロースを少し混ぜてみました。
添加剤についてはまたいつか書きたいと思いますが、トレハロースは効果はよく分かっていないものの、羽化率を上げるかも?という報告も見られ、一番使いやすそうなので試してみました。
甲虫専門店などで売られているものは割高なので、人間の食用として売られているものを使ってみましたが、成分など同じだと思うので多分問題ないでしょう。
また脱皮幼虫
そして今回また脱皮直後の幼虫に出くわしてしまいました。
カブト幼虫の脱皮の瞬間は一度も見たことがないのに、オオクワはこれで3度目です。
初めて見た時はめちゃくちゃ驚いて心配した白い頭も見慣れてしまいました。
とは言え無事に潜るまで心配であることには変わりないので慎重に扱います。
今回は産卵セットを組んでから約1ヶ月半ほど経ってからの割り出しで、2ヶ月で割り出したメカよりも少し早め、しかも気温が低い日も数日あったことから、ほとんどが1令でした。2令は3匹ほど。
菌糸瓶に移すにはまだまだ早いので、コバエ対策のために洗濯用ネットに入れたプリンカップで約1ヶ月放置です。
1ヶ月後にはほぼ間違いなく暖房を使い始めていると思われるので置き場所に迷うところではありますが、暖房を緩めにかけて、菌糸瓶に移してから少しずつ暖房のない部屋に移動して温度に慣らすなど、工夫が必要そうです。
さて、これで現在カブト幼虫45匹、オオクワ幼虫が卵も合わせて41匹、合計86匹となってしまいました。
どーすんだコレ(笑)
何かもうただ笑えます。
「楽しいならええんちゃう?」と家族の理解があることが救いです😆
後日談
その後、明るいところで取りこぼしがないか再度よくチェックしたところ、マット内に1匹生存と、1匹大顎だけの残骸を発見しました。
コンテナを外に出して蓋をしてあったのですが、組み立て式のコンテナで隙間があるので他の虫に食われたか、もしくは割り出しの時に潰してしまったか、割り出す以前に既に死んでいたのか…真相は分かりません。
ともかく1匹救い出すことができたので、これでゴピは卵合わせて27匹となりました。
産卵木の中心の部分がものすごく硬くてどうしても割れず、とりあえず割り出し後の材やマットと一緒にケースに戻したのですが、さすがに硬すぎなのでここには残っていないような気がしています。