だって寂しかったから
2021/11/23 [Tue] 甲殻類浮気の言い訳みたいなタイトルです。
タマが死んで2週間近く、水槽はキッチンのシンク前に置いてあり、毎日水槽のタマの様子をチェックするのが日課になっていたので、湯呑みの隠れ家にタマがいないことに未だ慣れずにいました。
代わりにその広々とした水槽にハイイロゲンゴロウのヨモギを入れていたのですが、小さいので探すのが大変。
まぁそれはそれで楽しいけど、もっと仲間を増やしてやりたいなぁ、と近くの公園に探索に行きました。
ザリガニ釣りで有名な場所らしく、タモで少しすくっただけですぐに稚ザリを見付けました。
すげーな!ホンマにおるねんな!と言いながら更にすくって出てきたのが冒頭の写真の子でした。
目当てはハイイロゲンゴロウだったので、もしゲンゴロウを見付けたらこの子は逃がそうな、と言ったものの、そんなに簡単に見付かるものでもなく。
更に、水をすくい続けていたらザリガニ釣りの時に使ったであろうトラップのゴミや缶、ペットボトルのゴミがゴロゴロ出てきて、これは酷い!とゴミ拾いに作業変更せざるを得なくなり、ゲンゴロウは諦めてこの子を連れて帰ることにしました。
ちなみに今年の夏にアメリカザリガニが特定外来生物に指定されるというニュースが報道されましたが、これはまだ確定ではありません。
なお、一部の報道に関連して、アメリカザリガニの特定外来生物指定に関する問合せをいただいていますが、特定外来生物に指定する方針を定めたという事実はありません。いま飼っている個体は、野外に放したり捨てたりせず、最後まで飼い続けるようご協力をお願いいたします。
https://www.env.go.jp/nature/intro/2outline/attention/amezari.html
もし指定された場合、既に飼育しているものは申請すれば飼い続けることができます。
今年の夏に長男が自由研究のテーマを外来生物にしたのでいろいろと調べたのですが、結局一番悪いのは人間、というオチになるんですよね…。
今日ゴミ拾いをしながら、日本の在来種が減ってしまったのは、アメリカザリガニの影響も確かにあるのだろうけど、人間がトラップやゴミを放置したり、ペットとして飼って増えたものを放流したりしたことの方がよほど環境に大きなダメージを与えたのであろう、ということが容易に想像できました。
釣り人のマナーで、釣りに来たら必ずゴミをひとつ拾って帰ろう、というのを聞いたことがあります。
ザリガニトラップのゴミを放置していくなんてもっての外。ザリガニ釣りでも、ゴミを拾って帰ろう、というのをマナーとして広めたいものですね。
ちなみに最近川の水などを抜いて外来生物の駆除を実施したというニュースをいくつか見かけました。
食料自給率の低い日本、ある日突然食糧難になるということも十分にあり得ます。
ザリガニは食用にもなるのだから、捕獲したものをきれいな環境で養殖して食べられるようにして、食品として定着させれば良いのでは?と思うのですが…。
IKEAのザリガニ祭りのようにするも良し、とは言えそのまま食べるのもやっぱり抵抗があるので、エビ団子のように加工品にしてしまえば問題なし。
何はともあれ、連れて帰ってきた子はもちろんまた大切に育てたいと思います。
タマのいた水槽をそのまま使いましたが、タマの死因がバーンスポット病だったので、ハイイロゲンゴロウのヨモギを別の水槽に移し、徹底的に掃除しました。
新しく来た子はメス。名前は「ザ・リボン」です。
なぜこんな変な名前になったかといえば、タマと比べて色が鮮やかで赤いのを見た長女(年中)が「リボンちゃんがいい」と言い、長男(小2)がそれに反対。
いろいろ考えていたら「ザリボン」という名前が候補に挙がり、じゃあ名前はリボンちゃんで、ニックネームはザリボン、正式名称はザ・リボンにしよう、ということになったのでした(笑)
タマが死の直前食欲がなく、餌をやっても全然食べず心配する毎日だったので、リボンちゃんがザリガニ用の餌をあっという間に食べてくれることが本当に嬉しいです。
大きさからして、恐らく今年の夏ぐらいに産まれたのだと思われます。
きれいな赤色を保ってほしいので、赤色の素になるという「スピルリナ」などを含む餌(エビ用)も導入してみようかと思っています。
タマのバーンスポット病の原因は分かりませんが、今度こそ元気に長生きして欲しい‼︎