まさかの交尾失敗

2022/07/30 [Sat] カブトムシ

今年もカブトムシのペアリング、進めています。

羽化後、後食が始まって10日〜2週間もすればペアリング可能になるので、ちょうど羽化後2週間ほど経ってからオスメス1匹ずつ産卵セットに直接放り込みました。

交尾事故を避けるため2日後ぐらいにはオスを産卵セットから出し、メスだけ残して産卵させます。一週間も経てば採卵できるようになりますが、用事があってできず、二週間経ってから採卵を……

?????

卵、ありませんでした。

土に潜って山を作ったりして、明らかに産卵行動っぽいことをしていたので、当然産卵しているだろう、と思っていたのですが、卵の欠片すら見当たらなかったので、メスが潰したということもなさそうです。

オスが早すぎたかも

今回ペアリングさせたのは、メスは羽化した中で一番大きい「ムイファー」。
そしてオスは、今年初めて自然で採取してきた、ワイルドの「ゴルム」。

今年は数匹採取してきたのですが、このゴルムは早朝に昆虫採集に行った際、土の中に埋まっているところを偶然見付けました。

採取して2日後にはエサを食べ始めたので、単にカラスから隠れていたのだろうと思っていたのですが、ひょっとすると羽化したばかりだったのかもしれません。

もしくは、単にメスとの相性が悪かったのもあると思います。

カブトのオスというのは大体皆そうなのですが、ゴルムはかなり乱暴者です。
ムイファーを追いかけ回して強引に抑え込んでいたので、一昨年の「★デデ」と「ピーチ」のように交尾事故を起こさないかと心配していたのですが、オス並に大きいムイファーなので、反撃して逃げたのかもしれません。

ゴルムも我が家で羽化した中の大きいオスと変わらないぐらい立派なオスなのですが、ちょっとビビリな性格っぽいので、うまくいかなかったのかもしれません。

累代を続けることを避けるためにゴルムとペアリングをさせたので、次は再びゴルム&別のメスでトライしてみる予定です。

交尾事故を恐れて早々にオスメスを引き離しましたが、こんなこともあるのね〜、とまたまた勉強になりました!

現在、卵はたった7個!

例年、50以上の卵・幼虫がいてどうしよう、という事態が続いていましたが、今年は長男が夏休み中に預かっている学校のカブトムシメスの卵7個を採卵しただけです。

学校でオスメス一緒に入れてあって、マットが入っているケース&オスの方は別の(なぜか虫が苦手な)子が持って帰るというので、長男に幼虫と卵を守るために採卵しといで、と終業式前日にスコップと卵用ピンセットを持たせたのですが(笑)

長男いわく無事な卵は見付からず、あっても割れていて、幼虫の残骸もあった、とのこと。
ずっとオスメス入れっぱなしだったそうなので、潰されてしまったのでしょう。
※成虫が幼虫を食べるという説もあるようですが、実際のところどうなのかよく分かりません。オスメス共にタンパク質を含むゼリーを好んで食べるので、幼虫も食べてしまう可能性はあるかもしれません。

おっしゃ、学校で幼虫観察できるように、たくさん採卵したるわ!と調子に乗ったのも虚しく、前述のように、たった7個しか採卵できませんでした(笑)
しかも、あまり状態が良くなさそうな卵もあったため、実際に孵化する数はもっと少ないかもしれません。

とはいえ、長男いわく学校での飼育環境は良くなく、子どもたちにめちゃくちゃに扱われていたそうなので、メスは産卵セットから出して、静かで快適なところで余生を過ごさせてあげることにしました。

幼虫を学校に持って行ったとしても、羽化するまでに学年をまたいでしまうので結局長男が持って帰ってくることになりそうな気がしますが、今時の子ども達が少しでも生き物に興味を持つきっかけにでもなってくれれば幸いです!

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QUEEN DESIGNINGの裏サイトとして趣味で運営しています。家で飼っているカブト・クワガタ達の飼育記録から、ペアリングや飼育に関して調べたこと、試行してみたことなどを記録しています。

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