今年初の羽化
2022/06/28 [Tue] カブトムシ今年初、カブトムシが羽化しました!
昨年は暑くなるのが早かったので5月半ばには既に羽化し始め、6月末にはほぼ全てが羽化していましたが、今年は6月末現在で数匹しか羽化していません。
ほとんど全て蛹化しているのは確認済みなので、来週ぐらいには一気に出てくると思われます。
先週末時点で羽化を確認したのは6匹。
すべて「マガ」、つまり昨年大きめのオスとメスをかけ合わせたグループです。
が、一番最初に確認した冒頭の写真のマガ15「ナンマドル」は、何と昨年一番小さかったオス「リーピ」よりも恐らく小さいサイズでした。
リーピの幼虫時代の最終体重(3月頃)が27gだったのに対し、ナンマドルは26g。
親はオスメス共に大きめですが、今年羽化する成虫たちは全てF3で結局すべて同じ血統なので、大きい個体もリーピのように小さくなる遺伝子を持ってるということなのでしょう。
でかいメス
さて、一方でその次に確認したメス、マガ13「ムイファー」は、何と逆に過去最大のメスでした。
幼虫時代の最終体重が27gで、先に書いた「ナンマドル」よりも大きいです。
また、もう一匹確認したマガ4「チャバ」も幼虫時代26gの大きなメスでした。
カブトもクワガタも、メスの大きさが子の大きさに大きく影響するようなので、今後のブリードに期待が持てます!
羽化不全
一方で、今年もまた羽化不全の子がいました…。
ボトルの側面にグチャッと潰れた羽が見えていて、身動きしないので羽化不全で死んでしまったのかと思いながら掘ると、しっかり生きていました。マガ5「アイレー」です。
ボトルからノソノソと出てきて腕に乗ったのですが、お尻に変な白いものが付いていて一瞬飛び上がりました。
脱腸!? 寄生虫???
調べてみると、これ生殖器だったんですね…。精巣?
実は割とよくあることらしく、羽化不全で出てしまうことも多いようです。ここから細菌が入って早死してしまうことも多々あるそうなのですが、幸いアイレーはいつの間にか引っ込んでいました。
昨年、キロギーは羽化不全でも約2ヶ月生きたので、ちゃんと餌さえ食べられたらこの子も何とか生き続けてくれるのでは?と希望を持っています。
腕に乗せた時の掴む力もすごく強く、決して弱々しい感じではありませんでした。
とはいえ、このアイレーの羽化不全に関しては直接的に思い当たる原因がありません。
今年は可能な限り幼虫・蛹には干渉せず放置していたので、必要以上に動かしたりもしていません。
蛹室もとてもしっかりキレイに作られていて、羽化しにくい状況だったとも考えにくいです。
ただし、この子は黒点病でした。
他にも黒点病の個体が複数確認されているので、ボトルやマットの状態が悪かった可能性もありますが、遺伝の問題も大きいかもしれません。
今年の成虫たちは累代F3だと書いたのですが、そもそも元はオスメス共に譲っていただいたカブト(ワイルドではない)なので、その子達(マガ達の祖父母)自体が元々累代の濃い血を持っていた可能性もあります。
やはりボチボチ、新しい血を入れた方がいいのかもしれません。
累代の話に関してはこちらが参考になりました!