標本作り

2020/08/15 [Sat] カブトムシ カブト幼虫 標本

カブトムシメス

ワドルディ死亡…

14日夕方、長男と昆虫探索に行って帰ってきたら、ワドルディが遂に死んでしまっていました…。

数日前から目に見えて弱ってきていて、地上でじっと動きを止めていることが多くなっていたので、その度に死んでいないかとヒヤヒヤしながら様子を見ていました。
もうあまり長くはないだろう、と大好きなバナナを入れてやると少し元気を取り戻し、少しマットに潜ったりもしていました。

出掛ける前まではまだ少しヨロヨロと動いていたのだけど、バナナの前で少し体が傾いた状態で固まっていました。

死後間もないのでまだ脚も柔らかく、完全に死んでいるのかどうか分からないので、ゼリーの上に置いてからバナナの皮を下に敷いてあげて一晩置いておきました。

標本作りは思った以上に魅力的だった

ワドルディは幼虫の頃から世話していて思い入れも強いから標本にして残したい、と長男が言うので、取り急ぎレジンセットを注文してみました。

当初はフジコンの標本キットを買おうかと思っていたのですが、コスパや管理を考えるとレジンの方が良いのかな?と。

ただ、レジンで固める場合でも、通常の標本を作る時のように消毒して乾燥させる方が良いそうで。
翌日朝から早速洗浄したり消毒したり、いろいろやってみました。

コロナに振り回されている本年、アルコールが気軽に買えないのだけが困る点です。幸いにも以前趣味でほんの少しだけアロマに手を出して放置してあった、使用期限も切れた古い無水エタノールが残っていたので、それを少しずつ標本用に使うことにします。

いざ標本作り開始
ぬるま湯に浸けているところ

ピーチの時と違ってまだ柔らかく、生きているみたいでした。
水につけて筆で汚れを落としてから、消毒のためにエタノールに一晩漬けていたら硬くなっていました。
エタノールで硬くなったのか、時間が経って硬くなったのか?

そして形を改めて整えるために、翌日ぬるま湯に浸けて筆でこすると、まだ少し土が出てきました。足の隙間などに残っていたようです。

標本づくり、正直最初はちょっと気持ち悪いかも、という気持ちもあったのですが、丁寧に体を洗ってあげていると、羽化した時のことや、数週間前、地上でじっとしているので心配してフタを開けたらマンガみたいにびっくりして飛び上がって慌てて潜っていって長男とゲラゲラ笑ったことなど、いろいろ思い出して、気持ちを込めて作業することができました。

スポンジの網に脚がうまく引っかかって爪も開きやすい
食器用スポンジとUピンを使用

そんなに本格的にやるつもりもなかったのですが、洗っているうちにせっかく作るのだから、という気になってきて、食器用スポンジに乗せ、短めのヘア用のUピンで脚を固定しながら展足をしていくと、意外にコレがナイスアイデアでした。

Uピンがスポンジの下に突き出しているのですが、これがうまく脚になって乾燥しやすい状態になっています。
最後に念のため除菌用スプレーをかけ(これも今や貴重な品…)、あとは乾かすだけ。

レジンでうまく固められるか不安なので、いっそこのまま普通に標本箱に入れて保存しても良いのでは?と思ったりもしましたが、子供が遊んでバラバラにすることも考えられるので頑張ってやってみるつもりです。

ワドルディが遺した子たち

ワドルディが死んだ翌日、遺した子達をボトルに移してあげようとコンテナに出してみてびっくり。

何と約40匹の幼虫が!

更に産卵セットから出してヒノキマットがメインのケースに移した後も少しだけ卵が産んであったので、それも合わせると約50(卵は発見後、急遽プラカップに移しました)。
あんなに小さい体でよく頑張ったなぁ!

ボトルは十数本しか残ってなかったし、土も足りなかったので、残り30匹ほどの幼虫たちはやむなく土を替えた中ケースに入れ直しました。

慌ててネットでマットとボトルを注文し、あと100均で買った食品用の透明プラスチックボトルが良い感じだったのでそれも買い足してきました。

だいぶデカくなっている幼虫もいて(2令ぐらい?)ケースの方はあっという間にフンだらけになりそうなので、早くボトルに移してやった方が良さそうです。

ワドルディが命がけで産んだ子たち、大事に育ててやりたいと思います。

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