甲虫の魅力とは
2020/09/01 [Tue] オオクワガタ カブトムシ深く考えずに飼い始めたが…
そもそもは昨年、長男がクワガタを欲しがったのがきっかけでオオクワガタをペアで飼い始め、その後長男の友達にカブトムシを譲ってもらったりしているうちに成虫も増え…
そこまでは良いものの、私自身がハマってペアリング環境をちゃんと整えたりしたゆえに、現在オオクワガタ+カブトムシ合わせた幼虫の数が60匹以上(+オオクワガタ産卵中)。
ブリーダーでもなく一般的でもなく
がっつりブリーディングをされている方々からすれば少ない方だと思いますが、ごく一般的なご家庭の話を聞けば、ペアリングや産卵がうまくいかず、10匹程度の幼虫を飼育…というのが普通なようです。
玄関などの常温環境だと夏は30度超え、下手すると40度近くて産卵・幼虫飼育には向いていないのだと思われます。
かと言って我が家のようにリビング・寝室の環境に普通に飼育用ラックが置いてあって、成虫も幼虫も日夜問わず身近で活動しまくっている…というのは、普通のお母さんなら絶叫モノであること間違いなしです。
懐くわけでもないのに
我が家にはザリガニもいますが、飼い主に対しての反応、という意味ではザリガニの方が面白いです。
エサが欲しい時には両手を挙げて「エサくれアピール」をしますし、意図的にやっている訳ではないのでしょうが、時々こちらを見ながらハサミを左右に振っているので「タマ〜」とか言いながら手を振り返したりしています👋🏻
更に言えば犬や猫はもっと面白くてかわいくて、本当に家族の一員です。我が家のボス犬ペケ(笑)とは毎日話し、触れ合っています。
その一方で、甲虫たちの反応は地味なものです。
- エサを替えてやろうとケースを開ければびっくりして隠れるか、威嚇するか、のどちらか。
- エサを食べている姿を眺めていても、別にこちらに気付くでもなく、ただひたすら食べるだけ。
- 夜に光を当てれば寄ってくるが、無駄に興奮させるのも良くない。
- マットを替える時だけ触ったりできるが、やっぱり怖がるか威嚇するか、なのであまり長い時間触れない。
エサ交換、マット交換、飼育用品のお手入れなどなど、手間ばかりかかるのに当の本人たちは無反応どころか怒って攻撃してきたり。
そりゃ普通の人なら「もうええわ」となるのが当然だと思います。
植物を育てる感覚
では、そこまでして甲虫を飼う意義とは!? などと考えながら、新しく届いたマットをボーッと撹拌していた折に、妙にリラックスしていることに気付きました。
マットの再発酵を防ぐためにひたすら混ぜていただけですが、これはある意味花や野菜を植える時に土を耕す「土いじり」と同じやん、と。
むしろそれよりは全然楽で、ものの数分で終わって、パパっと手を洗えば済む簡単な作業なのに、割と達成感がある。
- エサをあげたり、マットに霧吹きをしたりする作業は、植物に水や肥料を与えるのと同じ。
- ペアリングは、受粉と同じ。
- マット交換したり、幼虫をボトルに移したりする作業は、間引きやら接ぎ木やらと同じ?
- 幼虫の蛹化〜羽化は、花が咲き実がなるのと同じ。
そう、植物もけっこういろいろと手間がかかります。
私は植物を育てるのはどちらかと言えば苦手で、そもそも庭にコガネムシが大量発生してしまっていることもあり、何を育てても食い尽くされてしまってうまくいきません。
植物も昆虫もお世話は大変だが
花を植えればいつか枯れるのはともかく、逆にいつの間にか増えすぎて庭中にその花が咲きまくり、当初のイメージと全然違う形になってしまったり。
でも、きれいな花や美味しい野菜を期待して一生懸命育てる感覚は、幼虫がいつか元気に羽化する姿を観察するために…という感覚と、そんなに離れていないのでは、という気がしています。
虫はそもそも見た目が気持ち悪い‼という方にはなかなか理解し難いとは思うのですが、花を植えるために土いじりをすればミミズやダンゴムシ、ナメクジなどの虫にも会わずにはいられないので、そういった自然が受け入れられる人ならば、甲虫も育てられるのでは?🤨と勝手ながら思います。
はてさて、大量の幼虫たち、無事に羽化したら来年どうしましょう…。