いつも地上に出ている成虫

2020/09/07 [Mon] カブトムシ ヒラタクワガタ

ヒラタクワガタオス

最近いつも地上にいるクラ

タイトルの通り、我が家のヒラタクワガタ ワイルド♂のクラは、最近いつ見ても地上に出ています。

成虫にせよ幼虫にせよ、カブトムシやクワガタは夜行性なので、日中に出てくるというのはあまり普通ではありません。自然界ならば、一瞬で外敵にやられてしまいます。
ネットで検索してみても「死の前兆」など、不吉なコメントが目立ちます。

環境が良くない?

また、マットが乾燥していたり、とまり木がなかったりして環境が良くないから、という意見も見かけましたが、少なくとも我が家のクワガタ達は皆餌皿の下、特に空の餌皿(木製)を逆さまに置いた空間が最もお気に入りで、オスに関してはほぼ9割方そこにいます。(メスはマットに隠れていることも多い)

クラも地上に出ていない時は必ず餌皿の下にくっついています。

カブトムシの死の前兆

★デデの死に関する記事に書いていますが、カブトムシは死の数日前に突然異様に元気になってケース内をすごい勢いで歩き回ったり、飛び回ったりすることがあります。

「死の前兆」に関して調べていたら、こういうケースは割と一般的らしく、自ら死を予感し、子孫を残そうと足掻くのではないか、と考えられているようです。

カブトムシは元々日中でもよく地上に出ている

しかし元々カブトムシのオスは隠れるのが下手で、マットが浅いと隠れきれずに角だけ見えている、ということがよくあります。

また、メスが同じケースに同居していれば昼夜問わずエンドレスに交尾を続けようとしますし、メスがいなくても日中気まぐれに出てきて餌を食べていることもあります。

そのため、少なくともカブトムシのオスに関しては、日中に地上に出ているだけならば別に心配はないように思われます。

8月初旬にやってきたワイルド♂のブッパも、もらってきて数日は上手にマットに隠れていましたが、1週間もすると環境に慣れたのか、日中でもよく出てくるようになりました。
ワイルドなので羽化時期は不明ですが、現在もだいぶ弱ってはきているものの、まだ生きています。(2日ほど前の夜中に暴れていたので、ちょっと心配ではありますが)

環境に慣れる?

上の文中にも書きましたが、どこかで買ってきたりもらってきたりした成虫にせよ、幼虫から飼育して羽化した成虫にせよ(我が家では現在まだワドルディ一例だけしか確認できていませんが)、新しい飼育環境に慣れるのに1週間ぐらいかかるようです。

そして自然環境下と違っていつでも餌があり、安全だということが分かってくるのか、明らかに警戒心が弱まっていくのが分かります。

クワガタと餌皿

先に、クワガタたちは餌皿がお気に入りだと書いたのですが、マット交換の時にいつも使っている餌皿を入れてやると、たとえ洗ってきれいにした後でも、すぐに安心して潜っていきます。

餌皿を別のものにすると違和感を覚えるらしく、なかなか潜らずに様子を伺っていたりします。

カブトムシに関しては、こういう事象は確認できません。一度「場」に慣れるとその後はマットの種類を変えても、餌皿を変えても、あまり気にしていないようです。

カブトムシとクワガタとで、縄張りの概念?が違うのかもしれません。
そもそも、カブトムシやクワガタに縄張り意識があるのかどうかも分かりませんが。

社交場

餌皿にぶら下がるような、割と情けないポーズ

さて、それで当初の話題の我が家のクラですが、「なんかいつも出てるなぁ」と思うようになってから、もう2週間以上経っています。

クラは元々出てくる時間が早く、家に来て1週間ほど経った頃からずっと16〜17時頃には出てきていました。
その時間が段々と早まり、最近はいつ見ても餌を食べているので、餌の減りとケースの汚れるペースがカブトムシ並に早いです。

少しでも物音がすると、すごい速さで餌皿の下に隠れますが、安全になったのが分かるとまたすぐに出てきて餌を食べます。
餌を食べずにケース内を徘徊するようなことは滅多になく、とにかくいつも同じ場所で、同じポーズで、ひたすら食べているのです。

餌場に行く理由

しかし自然界でも、カブトムシやクワガタのオスたちは樹液のある場所で餌を食べながらメスを探しています。
樹液のある場所が社交場、出会いの場で、ひょっとすると隠れるのが上手なクワガタ達は、自然界でも割と早い時間に出てきてメスを探していることもあるのかも?

クラも、ずっと同じ場所でひたすらメスを待ってるのかもしれません。健気ですね。

一週間ほど前に一度だけクラがケース内で転倒しているのを見かけたので心配になって起こしてやると、めちゃくちゃ怒って激しく威嚇されました(笑)
その後ついでに餌を替えている間もずっと怒っていました😅

このまま元気に、できれば越冬もしてくれればなぁ、と思っています。

まとめ

  • クワガタ(特に♂)はそもそもあまりマットには潜らず、餌皿や止まり木の下などに隠れていることが多い。
  • カブトムシ♂は隠れるのが下手なので、飼育下だと日中でも割とよく地上に出てくる。
  • カブトムシは死の直前(1〜2日前)に突然、異様に激しく動き回る時がある。
  • クワガタもカブトムシも飼育環境に慣れると安全だと認識し、警戒心が少し弱まって早い時間に地上に出てくることがある。
  • クワガタもカブトムシも、餌を食べるためだけに地上に出てくるのでなく、(特にオスは)メスを探すために餌場に来る。

余談

この記事を書いた翌日、珍しくクラが一切出てきていません(笑)
そういえば数日前からやや夜間の気温が下がってきて、日中も相変わらず暑いながらもピークは超えたかな、という気がしています。

そしてまた今日は猛暑なので、クーラーを付けていてもけっこう暑いです。
暑すぎない時に食いだめしておこう、ということなんでしょうか。

余談その2

検索でこの記事が割とよく引っかかっているようなので少し追記。

2020年12月現在、この記事に書いているヒラタクワガタのクラは無事に冬眠中です。
一方、この翌月にオオクワガタのピグリンが突然死んでしまったのですが、前兆は全くありませんでした。

リンク先の記事に書いているように、羽化後2年目のカービィはペアリング後2〜3ヶ月地上でウロウロしていましたが、ある時期に急に出てこなくなり、現在は2年目の冬眠に入りました。

そのため、結局クワガタの死の前兆についてはよく分からないままですが、日中に地上に出ていること自体はクワガタの体調とはあまり関係がないようです。

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