大量の幼虫の世話
2020/09/19 [Sat] カブト幼虫
数日前、夜中にカブト幼虫たちがボトルをガリガリかじってうるさいので、平日の夕方に軽くチェックするつもりが、結局全てのボトルのマットを入れ替えることになり、2時間ぐらいかかってしまいました。
また死んでいた
先週、地上に出たままで潜らない幼虫が死んでしまったと書いたのですが、地上に出っ放しではないものの、(たまたま気付いた時に)地上に出ていた個体にはボトルに日付・地上と書いたシールを貼って都度記録してあります。
その中の一体、顔だけ出していて、割とよく成長していてそんなに弱っているようには見えなかった子(デワ25)が死んでしまっていました。
また、幼虫が跡形もなく消えていたボトル(デワ33)もありました。
ボケて幼虫を入れ忘れたのかと思いましたが糞も少しだけあり、溶けた残骸らしきものがあったので、恐らく早い時期に死んでしまっていたのでしょう。
他にも瀕死状態の幼虫が
全てチェックした中で、地上に出ていたのが3匹ほど、そのうち前回死んだデワ13と同様に、ほぼ間違いなく数日の命だろう、と思われる状態の幼虫が1匹(デワ37)、確実ではないが危なそうな幼虫(デワ9)が1匹いました。
青カビが生えたボトルの子達ではなかった
前回、幼虫たちの飼育条件の差について書いたのですが、今回死んでいた幼虫と、瀕死状態の幼虫は全てデワ15以降、つまり割り出し後に一旦密集した飼育ケースには戻されたものの、青カビの被害は受けず1週間後に状態の良いマット+PPボトルに移動した、一番条件の良い環境の個体達です。
全然霧吹きをしていなかったものの、PPボトルも100均のボトルも保湿性が高く、そんなにマットの状態は悪くありませんでした。
むしろ前回死んだデワ13と同じ、かなり条件の悪い乾燥しやすいボトルに入っていたデワ12の方を心配していたのですが、しっかり元気に大きく成長していました。
霧吹きしていたにも関わらず上の方は乾燥してしまってパサパサになっていましたが、少し水分の残っている底の方で頑張っていました。あまりに気の毒なので今回PPボトルに移しましたが、引き続き要観察です。
管理が大変
そもそも今回大がかりにマットを入れ替えることにしたのは、想像以上にマットが糞だらけになっていたからです。
バロメーター
幼虫が元気なのかどうかは、マットを少し掘るとすぐ分かりました。
元気に大きく育っている幼虫のマットを掘ると、ガリッとした糞がゴロゴロ出てきました。一方、弱っている個体や小さい個体のマットは糞があまりなく、マットもあまり掻き回されていないようでした。
大きく育っている幼虫だと既にマット内がほとんど糞で埋め尽くされているものもあり、ほぼ全入れ替えとなりました。
全てマットを出して入れ替えた方が早かった気もしますが、前述のように糞の量にも個体差があり、50匹近くもいるとマットも膨大な量が必要になってくるので節約したいが故です。
ラックに入れていると
これらの幼虫たち、普段はメタルラックに並べて置いてありますが、奥の方や下の段に置いてあるボトルにはなかなか気が回りません。
霧吹きするにしても、奥の方までいちいち出して…というのは面倒で、世話もずさんになりがちです。
ただ、これまた不思議なもので、手前の方にいる幼虫の方が死亡率が高く、奥で放置されている幼虫の方が元気でした。
奥の方が人間の気配を感じにくくストレスが少ないからでしょうか?
かなり大量に成虫や幼虫を飼育している方々は、ラックの幼虫たちをどうやって管理してるのでしょう?ひとつひとつ丁寧にお世話されているのでしょうか…。
季節の変わり目
元々、子がたくさん生まれる種はそもそも死亡率が高いものですが、飼育条件に関係なく原因がよく分からないまま死んでしまう個体がけっこう多くいるのだ、ということを最近思い知らされています。
ここ数日で立て続けに死んでいるので何かしら原因はあるのかもしれませんが、思い付くことと言えば季節の変化ぐらいでしょうか。
人間も季節の変わり目には体調を崩したりするので、秋・冬・春に移り変わる時期それぞれが山場なのかもしれません。
多分それは幼虫に限らず成虫にも言えることらしく、ここ最近クワガタ達が日中も出てきて黙々とエサを食べ続けている様子を見ても、冬に備えて栄養を蓄えているのだろうか、と予測されます。
カブトの幼虫たちにとって一番大変な時期は来年春ではないかと思われます。
無事に蛹になり、成虫になることができるか?
冬までに何匹生き残るのか、も不安な状態ではありますが、ほとんど死なせてしまうような事態はやはり避けたいので、構いすぎずほどほどに構う、程良い距離感を意識しつつ、引き続きお世話を頑張りたいと思います。