体重測定
2020/10/19 [Mon] カブト幼虫
以前コバエ対策について書いたのですが、少しは減ったものの根絶には至らず、結局また幼虫のボトル内にコバエが大量発生しているものもあったため、マット全交換作業をしました。
またそれ以上に幼虫たちが夜な夜なガリガリうるさく、餌が足りなくなっているのだろうと思われたからです。
初めての体重測定
そして今回、初めて幼虫たちの重さを測って記録してみました。
マット交換だけでも幼虫にストレス、負担がかかるのに、重さを測ったりしたら更にストレスが、と思っていましたが、重さを測ることによって分かること・気付くこともありました。
表にまとめたので、ここにも貼っておきます。
カブトムシ成虫の大きさはメス親の大きさが遺伝するらしいので、小さいワドルディの子は小さいのだろうと予想していましたが、意外に平均的なサイズかもしれません。
幼虫たちの状態
明らかに小さすぎる幼虫は弱っていた
上の表の重さ平均は23.7g(測定後に瀕死・死亡のものは含めず)で、性別確認はしていませんが20台後半〜30台がオス、20前後のものがメスだと思われます。
もちろん小さいオスや大きいメスもいるだろうとは思うのですが、やや小さめ〜平均的なサイズだと言えるのではないでしょうか。
この中で特に軽いデワ7、22、23、39、40、41はハリがなく栄養不足であることが明らかでした。
中でも10gという異様な軽さのデワ40は、マット交換作業を終える頃には既に瀕死状態、翌日には死んでしまっていました。
また13gのデワ39も10/19現在、瀕死状態で地上に出たままなのであと数日の命でしょう…。
これらの幼虫たち、7は1〜2令の頃に青カビが生えてしまったボトルに数日いたもの、39〜41は3令になるまで個別にボトルに移さずしばらく飼育ケースに残していたものなので、多頭飼育による栄養不足の影響だと思われます。
※飼育ケースに残っていた中で38だけが唯一大きく、また41も16gという軽さではありますが今のところ元気です。
採卵した子たち
一方、後で生まれて採卵し、他の41匹よりも孵化が約2週間遅かったデワ42〜49、ワドルディが死ぬ直前に産んだ卵で、産卵環境もかなり悪かったので無事に孵化するかどうかさえ危ぶまれた子たちでしたが、予想外に全員がかなり良い状態でした。
オスが多いのか半分以上が20台後半、デワ45と46は31gと30gで、先に生まれた幼虫たちの多くを追い越しています。
先に生まれた幼虫たちはLサイズの飼育ケース内に約41匹、死んでしまったものもいたと考えると、かなり狭く餌も不足していて、スタートダッシュが厳しかったのかもしれません。
ブリーディングに慣れた方々が早々に採卵するのはそのためか、と納得しました。
死んでしまっていた子たち
そして今回もまた2匹、デワ8と15の死を確認しました。
15の方は地上に頭を出した状態で、少し変色はしていたもののまだ形が残った状態だったので、ここ数日のうちに死んだと思われます。
一方8の方はマットがカチカチで中を動いた形跡がなかったので、先月マットを替えた直後に死んだのだと思われます。
完全に溶けていて姿が見当たらなかったものの、前回デワ33を見落として1日廃棄用のマットを入れた袋内に放置していたようなこともあったので慎重に確認したところ、大顎の部分だけ溶けずに残っているのを発見しました。
コバエ対策仕上げ
コバエ対策に関して、マットを冷凍処理したり今回はいろいろ試しているのですが、詳しくは結果を見てまた報告したいと思います。
とにかく発生させない、かつ中に入れないことが大事なので、検索して見付けた、洗濯用ネットの中にボトルを入れておく方法を今回は実践しました。
確かにこれなら入らないし出られないので、かなり効果が期待できそうです。
ネットを開けた時にブワッと出てしまわないよう、ネット内にハエ取り紙を入れておいた方が良いのでは?と思いましたが、冷凍処理によってそもそもの発生が抑えられているかどうか、様子を見てみようと思います。
さて、日中の気温も急に下がってきたので、今度は暖房の影響を受けない場所への大移動という作業が残っています。
来週はまた気温が戻るようなので様子見ですが、昨年は10月末に移動、11月にはオオクワガタ(成虫)たちもほとんど出てこなくなっていたので、そろそろ考えないといけません。
今年はトイレというわけにもいかないので、幼虫たちは外の倉庫内に置こうかと思っていましたが、下限は10℃程度まで、最低でも5℃ぐらいまでに抑えた方が良いようなので、やはり暖房を使わない2階の部屋に地道に移動するしかなさそうです。