コバエとの戦い 〜途中経過〜

2020/10/21 [Wed] カブト幼虫

  1. 対策一覧
  2. 菌糸の影響

カブト幼虫のボトルにコバエが大量発生したため、いろいろと対策をしてきましたが…

そもそも気温が下がったためか、マット交換後はコバエを全く見かけなくなりました。
そのため、さまざまな対策が果たして効果があったのかどうか、いまいち分からないまま冬が来てしまいそうです。

対策一覧

コバエ対策のために試行したことを書き出してみます。

マット表面のコバエを追い出すため雨の日に外に出した

一時的に逃げていったが、土に潜ったものも多かったようで結局すぐ復活した。

ボトルの上部全てをハエ取り紙で覆った

効果は絶大でかなり大量のコバエを捕獲することができた。

ただハエトリグモもトラップにかかってしまい、ちょっと気の毒だった。
助けてあげようとしたが、取ろうとすればするほど脚がくっついてしまって無理だった…

ベープを使ってみた

蚊だけでなくコバエにも効果があるという記事を見かけたので試してみたが、肝心のカブト・クワガタ成虫、幼虫たちへの影響が心配で、少し離れた所と別の部屋で2〜3回試しただけ。

多少減ったような気はするものの、気温も同時に下がったのでベープの効果なのかどうか分からず。

ボトル・ケースを洗濯ネットに入れた

これも効果絶大だったものの、ボトルを数本まとめて入れると持ちにくくなってしまい、出す時に結局ファスナーを開けないといけないので、その時にブワッと部屋の中に逃げてしまったら元の木阿弥。

ネット内にハエ取り紙を入れておいた方が良いかも。

マットを冷凍した

これは現在検証中。
最初は後述の、クーラーボックスでマットを冷やす方法を試したものの、十分に冷凍されず効果があまりないように思えたので、結局冷凍庫に放り込んだ。

未開封のマットを念のため2重に袋に入れて丸一日冷凍。2〜3日入れた方が良いと書かれているものもあったが、1日でも十分カチカチになっていた。

凍ったものを解凍し、撹拌してからビニール袋に入れた状態で少し天日にも当てておいた。

マットを冷やした

クーラーボックスに多めの保冷剤と塩を入れて凍らせたペットボトル数本を袋に入れてマットと混ざるように入れておいた。
(※氷に塩を混ぜると凝固点が下がって吸熱反応が起こるので周囲のものを凍らせることができる…ということらしい)

翌日見るとペットボトル近くにあったマットは少し凍っていたものの、全体的にちょっと冷たくなっている程度。
ただ気温もだいぶ低くなってきたこともあり、その後もう少し置いておくと保冷剤は2日間溶けずに残っていた。

こちらもクーラーボックスから出した後、少し天日に当てておいた。

菌糸の影響

冷やしたマットに菌糸?が

上記最後の2つは現在効果を検証中ですが、一番最後の、クーラーボックスで冷やしたマットにびっしりと菌糸?が生えてしまいました。

クーラーボックスに入れる際、マットは新しいビニール袋を3重ぐらいにした所に入れ、保冷剤とペットボトルも新しいビニール袋に入れた状態だったので、その時点での白カビの混入は考えにくく、同時に買った他の冷凍マットにはこの現象が起きていないことを考えると、やはり菌糸ではないかと思われます。(※使用しているのはきのこマットのため)

具体的な数値データ等を見付けることはできなかったのですが、恐らく冷凍したマットは菌糸が死んでしまった状態、冷やしたマットは菌糸の活動が一時的に抑えられた状態のところから菌糸が最も活発になる温度・湿度に戻り、一気に増殖したのではと考えられます。

菌糸(または白カビ)の影響

今まで何度か書いてきましたが、菌糸がカブトムシの幼虫にとって良いものなのか、悪い影響を及ぼすのか、よく分かりません。

少なくともカブトムシ幼虫は菌糸ビンでの飼育に向かない、とされているので、菌糸がたくさん発生している状態というのは、あまり良くないのかもしれませんが…。

実験対象にするのも気の毒だとは思うものの、菌糸が発生しているボトルはこのまま様子を見ていきたいと思います。

ともかくコバエは部屋で一切見かけなくなったので、とりあえず目的は果たしたということで、続きの検証はまた来年になるのかもしれません。

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