瀕死の幼虫
2020/09/11 [Fri] カブト幼虫約50匹いるデワ達、こんなにいるとマメに様子を見ることはなかなかできません。
今年は大半の幼虫たちをフィルター付PPボトルに入れているのでマットも乾燥しにくく、放置していてもちゃんと育ってくれています。
地上に出てくる幼虫
以前から何度も幼虫が地上に出てくる事象に関して書いてきましたが、時々チェックすると、やはり出てきてしまう幼虫がいるものです。
本日久しぶりに全てのボトルを確認したところ、
- 地上にいた幼虫3匹
- 白カビがびっしり生えていたボトル2本
- 白カビが少し見えたボトル5〜6本
で、白カビが生えたボトルの幼虫が地上に出ていたわけではないので、飼育ケースにいる幼虫4匹ほどを除き、残り約35匹は全く問題ありませんでした。
ちなみに上記に入れていませんが飼育ケースも表面に白カビが生えてしまっており、一匹が地上に出ていましたが、数分経つと潜っていきました。
白カビなのか菌糸なのか
そもそも使用しているのがきのこ菌床マットなので購入時から菌糸は混じっていて、現在マットに生えているのが菌糸なのかカビなのかいまいち見分けが付きません。
他の記事でも書きましたが菌糸もカビも構造的には同じようなものなので、カビが幼虫に何かしらの影響を及ぼすものなのか、実際のところよく分かっていないようです。
少なくともカビが生えていたボトルの幼虫たちは普通に地中に潜っており、現時点で異常はないようでした。
マットを替えるか迷うところですが、実験のためにもこのまま様子を見てみようかと思っています。
潜らない幼虫
一方、数日前からずっと地上にいて、明らかに何らかの異常があると思われるのが、表題の幼虫デワ13です。
気付いたのは3日ほど前ですが、地上が既に糞だらけだったので、もっと前から出ていたのかもしれません。
デワ13のボトルは特にカビなどは生えていませんが、100均のプラボトルの蓋上部をくり抜いてキッチンペーパー等の簡易フィルターを挟んだもので、他と比べて圧倒的に乾燥しやすいという問題があります。
このボトルは2本だけ使っており、もう一本の方もマット表面が硬くなっていて決して良い状態ではありませんが、今のところ地上に出てきたりはしていません。
病気?
この潜らないデワ13は、マットを湿らせたり、表面の糞を取り除いたりしても一切潜りません。脚の動きが悪く、潜れないようです。
しかし表面で身体を捻りながらマットを食べているらしく、地上で数日生き続けています。
マットに埋めてあげようかとも思ったのですが、この状態だと先は長くなさそうなので、このまま様子を見ることにしました。
恐らく何らかの病気だろうと思うのですが、マットの乾燥が原因なのかもしれません。
比較実験
今年デデデが羽化不全で死んでしまったのが本当に残念だったので、当初から幼虫が生まれたら、幼虫に極端に負担をかけない範囲で条件を変えて比較実験をしてみようと思っていました。
意図的にやったわけではないものが多いのですが、以下のように様々な条件下の幼虫がいます。
容器の種類
- プラPPボトル1100不透明(約25本)
- プラPPボトル1100クリア(約10本)
- 100均の食品保存用ボトル1L(透明)の蓋上部に空気穴を開けたもの(約10本)
- 100均の食品保存用ボトル1L(半透明)の蓋上部をくり抜きキッチンペーパー等をフィルター代わりに挟んだもの(2本)
- コバエシャッターL(約4匹)

移動した時期など
- 産卵セット割り出し後すぐにボトルに移動した幼虫約15匹
- 産卵セット割り出し後に一旦飼育ケースに戻され、一週間ほど後にボトルに移った幼虫約25匹
- 飼育ケースにそのまま残された幼虫約4匹
- プリンカップで卵から孵化し、ボトルに移された幼虫8匹
環境
- ボトルのマットの状態が悪く、移動数日後に青カビが生えてしまった→気付いた時点ですぐ取り除いた(最初に移動した約15匹分のボトル)
- 白カビが生えた(ボトル数本+飼育ケース)
- 乾燥しがち(蓋上部をくり抜いた100均のボトル2本)
現時点では、これらは全て同じ部屋の同じ場所に置かれていますが、気温が下がってきたら置き場所も変える予定です。
- 普段あまり使わない部屋(暖房なし)
- 屋外に置いてある倉庫の中(あまり冷えるようならやめる予定)
- 状況に応じて、トイレ(暖房なし)←地上に出てくるなど、ある程度様子を確認しておきたい幼虫
さて、何匹ぐらいが無事に羽化するのでしょうか…。
追記
デワ13はこの記事を書いた翌日に死んでしまいました…。栄養が取れなかったようで体はブヨブヨ病のようになっていました。
乾燥しやすい容器で、更に上記の「環境」に記載した青カビが生えてしまったマットに数日いたので、何らかの病気にかかってしまったのかもしれません…。