無精卵

2022/09/03 [Sat] カブト幼虫

1ヶ月以上前に「ゴルム」と「ムイファー」のペアリングが失敗したことについて書きましたが、その後最小のオスとメス「マーロウ」と「ニヤトー」もペアリングさせ、10個ほどの卵を採卵してプリンカップに入れてありました。

もう1ヶ月ほど経ったので幼虫が育ってくる頃だろう、と洗濯ネットに入れたプリンカップを見ると白っぽいものが見えていて、えらくデカイ幼虫やな、と思いながら確認すると…。

キノコが生えている…。

菌糸ビンにはよくキノコが生えるし、マットに菌糸が発生したり、そこからキノコが生えることも別に珍しくはないのですが、狭いプリンカップでキノコが生えるというのは、あまり良い予感がしません。

キノコそのものには別に害はないと思うのですが、キノコが生える=土が動いていない=幼虫がいないという可能性が高い…。

実際、同じマット・同じ環境の「ピッピ」(長男が学校から預かってきたメス)の子たちはすくすく育っていて、早いものは既に3令になっているので、そろそろ大きめのボトルに移さないといけない時期です。

キノコを取り除きながらチェックしていくと、予想通り幼虫はいませんでした…。
しかもキノコが生えていなかったものも、同様に一切幼虫の姿は見当たりませんでした。

単に交尾失敗なのか、オスメスが小さすぎるからなのか、累代の影響なのか、原因は分かりません。
しかしともかく、ニヤトーの卵は全て無精卵だった可能性が高そうです。
こんなことあるのか…。

秋でもペアリング可能か?

もう9月になり、カブトたちも日々元気がなくなってきています。
夜中には相変わらずガサガサ動き回って餌もよく食べるのですが、皆がケース内を飛びまくってブーブーうるさいようなことはありません。元気な数匹がたまに飛んでいるぐらいです。

この状態だと厳しいだろうなぁ、と思いつつ、適当にピックアップした3ペアを同じケースに入れました。

しかしどのペアも明らかにオスメス共にボケーッとしています。
しばらく経つと一応オスがメスに寄っていくのですが、メスに逃げられて呆然としています。

カブトってこんなに草食系だったか…?

カブトムシメス
懐かしのワドルディ。生きてる頃の写真があまりない…

仮にこれでペアリンクが成功したとしても、メスの体力がもつかどうか分かりません。
とは言え、現在長男が学校から預かった「ピッピ」の子しかおらず、4年前から代々続いてきた「ワドルディ」の子孫が途絶えてしまうのはあまりにも悲しい!ということで、何とか数匹でも良いので幼虫が生まれて欲しい!と願うばかりです。

カブトムシの死の前兆として「暴れ」、つまり死ぬ直前に急に元気になってケース内を飛び回ったり徘徊したりする現象が見られることがあり、これは死ぬ前に子孫を残したいので異性を探そうとしている、という説も見かけたことがあるのですが。

我が家の現状を見ると、どうもそんなことはなさそうな感じがします。
数匹のオスメス同士を互いにお見合いさせて相性の良さそうなペアを作ったのですが、どのペアもオオクワガタ並にノンビリしています。

カブトムシのペアリングは激しすぎるので危険、といつもヒヤヒヤしていたので、何だか拍子抜けしています。

ちなみに、オオクワガタの方は小さめの産卵木しか手に入らず、やや小規模な産卵セットだったにも関わらず、10匹以上の幼虫を割り出しました。その様子はまた後日!

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