一番大きな幼虫
2021/06/15 [Tue] カブトムシ我が家のカブトムシ幼虫の中で、終齢での体重が一番重かった(38g)デワ28改め「ファルク」が無事に羽化して出てきました。
ちなみに他の子たちと同様に台風の名称に因んで名付けるとこの子は「チャーミー」というえらくカワイイ名前だったのですが、長男が一番大きいのだから強い名前を、と、モンスターハンターの「バルファルク」という敵に因んだ名前を付けました。
羽化後は勝手に出てくる
以前の記事で羽化後、ケースに移すまでの管理をどうしたら良いのか迷う、ということを書いたのですが、そのまま1週間ほど放っておくと自分で蛹室を壊して土に潜っているか、蓋を開けて外(洗濯ネット内)に出ているか、どちらかでした。
洗濯ネット内にエサを入れていても、すぐに乾燥してしまうかカビが生えるかどちらかで全然食べている気配もなかったので、途中からは入れるのをやめました(もったいないので…)。
しかしPPボトルの蓋はしっかり閉めていてもオスは特に簡単に開けてしまうので、やはり洗濯ネットは必須だと痛感しました。
洗濯ネットに角が引っかかった
冒頭の「ファルク」の件からいきなり話が逸れるのですが、この写真はデワ45こと「ポードル」です。
終齢での体重が34gで割と大きめですが、この子はボトル側面に蛹室を作っていなかったので羽化時期が不明です。
まだ羽化していない(と思われる)蛹のボトルが複数まとめて入れてある洗濯ネット内に出てきており、中で暴れたのかネットが角に絡まって身動きができない状態になっていました。
慌てて救い出したのですが、これはその時の写真です。角がしっかり曲がってしまっていました。
何とも可哀想なことをした、もっと早く気付いていれば…と胸を痛めつつケースに移し…。
他の羽化した成虫たち何匹かをケースに移して、30分ほど経ってから様子を見ると…。
何と、角が普通の位置に戻ってました。びっくり。
カブトムシの角っていろんな向きに動くのですね。
ファルクは確かに大きいが
さて話を戻しまして、我が家の中では恐らく一番大きいファルク。
本当に巨大カブトだと終齢での体重が45g超えとかで、成虫になると80mm越え、なんてことになるらしいですが、我が家はそもそも親が小さめなので、それから考えればこれでも相当大きめな方です。
サイズはきちんと測っていませんが、見た感じは他の終齢時35g前後のオスとあまり変わらず70mmちょっとぐらいです。
幅が他の個体よりもやや広いようにも見えてたくましいのですが…。
このファルク、今まで羽化した中で一番母親のワドルディにそっくり……つまり、めっっちゃくちゃビビリでした(笑)
先日個体の性格について書いたのですが、やっぱり確実にタイプがあるように思います。
ファルクは蓋を開けて洗濯ネット内に出てきていました。
「お、出てきたやん」と言いながらケースを準備して、いざ移してやると…。
それはもう焦る焦る(笑)
同じタイミングで直後に仕切りを挟んで隣に移した♂のデワ49こと「ペイパー」と、やや小さめ♂のデワ6こと「ボラヴェン」はすぐに落ち着いて早々にマットに潜っていきました。
ファルクは、思わず「何しとんねん」とツッコミを入れてしまったほどワタワタとケース内を暴れ回り、焦りすぎてひっくり返り、他のオスを入れている時にも私の手にびっくりして飛び上がり、蓋を閉める音にもビクッとして跳ね上がり、ケース設置後はしばらく身動きせず身体を傾けてグッタリしていました。
そんなにビビらんでも…。
正直、元の名前「チャーミー」の方が合ってたやん、と思いました(笑)
もう既に訳が分からなくなるぐらい羽化した成虫が増えてきましたが、この中で確実に一番落ち着いているのは蛹化直前にボトルから落ちた、最小サイズのリーピです。
小さいオスほど、大きいオスに負けないために頭脳戦で動く、といった説もあったりしますが、妙に納得してしまいました。
大食いの「カイタク」
羽化した成虫たちをケースに移すついでに、狭いコバシャタイニー内でケースをかじりまくってうるさい♀の「プラピルーン」と「カイタク」をクリアスライダーに移しました。
カイタクは餌がなくなったのが不満だったようで、ケースを移動して新しい餌を見るとまっしぐらにそちらに向かい、数時間後に見るとこの姿でした。
写真では分かりにくいのですが、空になったゼリーのカップに頭を突っ込み、仰向けに転がっていました。
大丈夫か?と思ってケースを触るとすぐにモソモソ起き上がったので、また「何しとんねん」と突っ込んでしまいました。
エサは前日に替えたばかりです。
オスですら3日ぐらいもつ子もいるというのに。
まして少食なオオクワのメタナイトなんて1週間経っても残ってるというのに。
カイタクはメスの中でも大きめなので、一番大きいファルクとペアリングさせようかと思ったりもしていますが、果たしてこのビビリすぎファルク、ちゃんとメスを射止められるんでしょうか…。
一番堂々としている最小のリーピは小さいメスとペアリングさせて、大きさの違いを比べてみたいと思っています。
ただ、まだ羽化していない蛹もたくさんいるので、もう少し先の予定ですが…。
皆、長生きしてやー。