ヤドカリその後
2021/11/13 [Sat] 甲殻類
ここ最近仕事が忙しくて全然記事を投稿していなかったのですが、風邪でゴロゴロしているので今までの出来事をまとめ報告。
ヤドカリを飼ったという記事以来更新していませんでしたが、寒くなってきたのでヒーターも導入し、2匹とも元気に過ごしています。
と言っても、冒頭写真の、小さい方のギザミは脱皮準備に入ってしまい、ずっと潜っているので、もう1ヶ月近く見ていません。
脱皮準備に入る直前、いろいろトラブルがあったので記載しておきます。
使えなかった飼育用品
前回の記事に準備したものをいろいろ書いたのですが、中でも一番使えなかったのが自動給水タイプの水飲み場でした。
Amazonでの評価もあまり良くなく、どうかなぁ、と思ってはいたのですが…。
自動給水と言っても、気圧を利用したシンプルな仕組みで、水位が下がると水が出るというだけのもの。
なので、少しでも本体が傾くと給水用のボトル部分に空気が入って、あっという間にケース内が水浸しになるのです。
ヤドカリ用の商品なのですが、ヤドカリは砂に潜るので、当然この水飲み場の下にも潜りたがり、ケース内を水浸しにして溺れかけている、ということが何度かあったので、結局上の給水ボトルは取って下のお皿だけ使っています。
まぁ元が安いからいいか、という感じです…。
それから、隠れ家も不要でした。
前述のようにヤドカリは砂に潜るので、砂に十分な深さがあれば隠れ家などいりません。
むしろ、湯呑みなどは下が滑って歩きにくく邪魔なようだったので、数日で撤去しました。
ピンチの出来事
当初の約束通り、飼い始めてからしばらく、世話は全て小2の長男にさせていました。
しかしある時からやたらケースが臭い臭いと言い出し。
最初は慣れない磯臭い匂いのことを言ってるのだろうと思っていたのですが、数日後に確認して、かなりヤバい状態になっていることに気付きました。
前述のように、給水器の水が何度もこぼれてケース内が水浸しになっていた上に、長男がエサのポップコーンの食べ残しをちゃんと回収できていなくて、砂がカビだらけになっていたのでした。
あいにくヤドカリ用の予備の砂はまだ買っておらず、急場凌ぎにカブトクワガタ成虫用に買ってあるヒノキのマットと、ハスクチップを敷き詰めたところに移しました。
2匹はものすごい勢いで新しい水場に行き、しばらく浸かった後、ギザミの方はその数日後に脱皮のために地中に潜ってしまったため、触ることができず未だこの環境のままです。
とは言え今年からメインで使うようになったハスクチップは本当に優秀で、保湿性が高いのにカビも生えにくく、ヤドカリにも使えるのでは?という気がしています。
ギザミの脱皮が無事に終了して出てきたらヤドカリ用の砂の環境に移してやろうとは思っているのですが、そこにもハスクチップを一緒に敷いた方が管理上楽なのでは?という気もしています。
ちなみに、カビだらけになった砂は重曹とクエン酸を使って繰り返し洗って天日干ししたところ、見違えるほどきれいな砂に戻りました。
重曹とクエン酸は掃除用具として安く手軽に買えるので常備してある家も多いかと思います。
最近はカブクワのPPボトルなどもこれで洗っているのですが、汚れがよく取れる上に外でも気軽に洗いやすいのが良いです。洗剤だと地面が泡だらけになって後で困るので…。
ヤドカリポップコーンの作り方
我が家ではヤドカリポップコーンは自作しています。
最初はザリガニ用の餌をあげていましたが、あまり食いつきが良くなかったので、ポップコーンを作ってみることに。
人間用に売られている生ポップコーンを耐熱容器に入れて電子レンジで3〜4分、できあがったポップコーンをジップバックに入れて、だしパックの中身を適量出して振り混ぜます。
日によって上に更に鰹節を乗せてあげたり、ザリガニの餌を混ぜたりしていますが、よく食べています。
ヤドカリ用として売られている製品の成分を見てもポップコーンと鰹粉末がメインのようだったので、人間用のいろいろ混ざっているだしパックがちょうど良いのではないかと。
市販のポップコーンは飽きが来て食べなくなったりするそうですが、割とお高いだしパックだからか(笑)けっこうな量を入れていても、ザザミ1匹でほぼ完食です。
野菜が混ざっただしパックなどもあるので、種類を変えながら与えたら飽きも来なくて良いかもしれません。